Ayubowan(アユボワン)
スリランカの挨拶言葉です。
ふと、随分前にスリランカのアーユルヴェーダドクターに教えてもらったこの言葉を思い出しました。
スリランカでは相手の目を見て胸の前で合掌し、挨拶します。
なんだかとても優しい響きの挨拶言葉ですね。
「アユボワーンっ!!」て刺々しく発音することなんて無理(笑)!
おはよう、こんにちわ、こんばんわ、さようなら、ありがとうという意味合いで合言葉のように使われているこの言葉。
語源的な意味は「相手の長寿を願い、幸せを祈ります」。
コロナ禍になってから、会いたい家族や友人になかなか会えなくなり、
LINEやFace Timeでやりとりすることが増え、最後に、
「またね。気をつけてね。元気でいてね。」と
いつもの言葉だけど、これまでよりもずっとずっと言葉に気持ちが込められるようなってませんか?
以前より相手の健康を願うようになったと思いませんか。
実は相手を思う利他的な思いや祈りは
自分にとっても、とても良い影響を与えると脳科学的に証明されているというのです。
「幸せホルモン」「愛情ホルモン」でお馴染みのオキシトシンはご存知ですね?
相手に対するポジティブな思いは脳を刺激して
神経伝達物質オキシトシンが分泌され、
ストレス、恐怖心、不安感を軽減したり、
睡眠の質を良くしたり、
肌艶をよくしたり、
記憶力のアップ、
他者への信頼感が強まる、
など良いことだらけなのです。
ストレスが軽減して、幸せを感じて、良い睡眠が取れれば病気にもなりにくくなりますよね。
コロナ感染予防で、マスクをしたり、運動、食べ物に気をつけたりするのと同時に、大事な家族や友人の健康も心から祈って、コロナの収束を祈りましょう!
ちなみに相手に対して憎しみなどのネガティブな思いはストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは生命維持のために欠かせないホルモンですが、過剰に分泌されると、高血圧、糖尿病、うつ病を誘発してしまいます。
相手がどうにかなってしまえ!と思う気持ちが自分がどうにかなってしまっては、最悪でございますね。
そして、私はこれからこのブログでの挨拶はAyubowanにしようっと思いました。
Ayubowan
今日もキラキラした1日をお過ごしください。
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